新江ノ島水族館(えのすい)を紹介するブログ。イルカ・アザラシ・ペンギン・クラゲ・深海生物などの情報満載!
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2010/08/08(日)23:30
本日、8月8日は「8=ハ=歯」が並んでいるので「歯並びの日」なんですって。

というわけで、えのすいで現在開催中の夏の企画展に登場している希少な生きた化石的深海性サメたちの標本から、かなり人間とはかけ離れた歯並びを紹介します。

新江ノ島水族館(えのすい)ミツクリザメ(ゴブリンシャーク)標本

ミツクリザメ[学名:Mitsukurina owstoni][英名:Goblin shark]

ゴブリンシャークことミツクリザメは、超獰猛な感じがするハイパー乱喰い歯。
ここだけアップでみると相当恐い。歯は内側を向いていて、一度噛み付いた獲物は絶対に逃がさないという気概がヒシヒシと伝わってきます

ミツクリザメは人食鮫じゃないけれど、うかつに手を出して噛まれたら大変なことになりそう。
っていうか、深海性かつ希少過ぎるので、そのような機会はほぼないでしょう。



新江ノ島水族館(えのすい)ラブカ標本

ラブカ[学名:Chlamydoselachus anguineus][英名:Frilled shark]

かわってラブカの下の歯を側面から。他に類を見ないぐらい特殊な構造。
1本の歯が歯ブラシの先端のような大きさと形状で、長方形に近い形の基部に、鋭いトゲが3列になって規則正しく並んでいます。

歯のトゲはやっぱり内側を向いているので、獲物を逃がす気はとんとない雰囲気。

新江ノ島水族館(えのすい)ラブカ標本

下の歯を正面から。基部自体が内側を向いているのが分かります。
3列のトゲは、中央は角度が付いておらず、左右の列はそれぞれ外側に角度が付いています。角度はほぼ一定しているので、安定して広い面積を均一にムラなく噛むことができる構造になっています。

中央右隣の歯が欠落しているのは、サンプルとして採取したためではないかと。

新江ノ島水族館(えのすい)ラブカ標本

上の歯を正面から。黒い穴は目ではなく鼻孔です。
下側とほぼ同じ構造ですが、本数が少なく、大きさも小さいうえに、距離が短い。
つまり、奥歯がないと言っていい感じで、下の奥歯がある位置に上の歯がない状態なので、まるっきり噛みあっていない様子。

だけど、それでも必要充分なんでしょうか。それとも充分じゃなかったので、その後に進化した他のサメに取り残されてるんでしょうか。いずれにせよ古代鮫クラドセラケに似た形質を色濃く残す特殊な歯の構造です。

やはり、中央右隣の歯が欠落してるのは下側と同じ理由でしょう。
中央の小さい歯が、生えかかりなんでしょうか?
歯の生えるメカニズムを知る上で、とても興味深い状況です。

なんか本当に見飽きないですね。
ぜひこの機会に、希少なサメたちの標本をじっくりご覧になってください。


新江ノ島水族館は小田急江ノ島線「片瀬江ノ島」駅から徒歩約3分です。
※展示・内容は変更になる場合があります。
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