えのすいのイルカショースタジアム奥ブリーディングプールから最後に紹介するのは、一応クジラの仲間の
ハナゴンドウの
ビーナです。
“一応”っていうのが失礼っぽいですが、そもそも
えのすいにいるイルカもクジラも両方とも歯クジラの仲間で、明確な線引きはありません。
習慣的におよそ5mより大きいものをクジラ、小さいものをイルカと呼びます。
ですが、なんとなく口先がとがってるのがイルカで、そうでないのがクジラっていうイメージがありますよね。
ハナゴンドウは体格的にはイルカで、頭の形はクジラ。図鑑などによってはイルカに分類されることもありますが、
えのすいではクジラに分類しています。
ビーナも体の大きさと重さが、
バンドウイルカたちの平均ぐらいだと思います。
多分、
ルイと同じぐらい。
体についた傷がそのまま白く残るのが特徴の
ハナゴンドウですが、
ビーナはしょっちゅう頭周りに生傷を作っていてすっかり白くなっています。
はい、握手ぅ~。
現在はこちらのブリーディングプールで、有料のふれあいプログラム「イルカと握手」が毎日開催されていますが、
ビーナは不参加です。
サインも分かってるし、トリーターさん相手には完璧にできるんですが、昔から参加しているのを見たことがありません。性格かな。
ビーナは練習でも張り切るときはものすごく張り切るんですが、気分が乗らないときは全然やらなかったりします。
気ままな性格で、計算できないところがあるので、そこら辺が難しいんでしょうね。
またショーに出てる
ビーナの姿も見たいけど、気ままに自由に暮らしてるのも
ビーナらしくて良いかなあという気がします。
バシャバシャとご機嫌斜めなことも。我が道を行く
ビーナです。
一見すると無愛想なのにわざわざ人の視界に入るように泳いでみたりして、ちゃんと愛らしい姿をみせてくれる
ビーナがかわいらしくて好き。
ハナゴンドウ(花巨頭)[学名:Grampus griseus][英名:Risso's dolphin]
新江ノ島水族館は小田急江ノ島線「片瀬江ノ島」駅から徒歩約3分です。
※展示・内容は変更になる場合があります。