新江ノ島水族館(えのすい)を紹介するブログ。イルカ・アザラシ・ペンギン・クラゲ・深海生物などの情報満載!
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2011/03/02(水)23:30
最近は冷たい雨が多いですよね~。

新江ノ島水族館(えのすい)アメフラシ

って、キミが雨乞いしてるのかッ!?



えのすい「相模湾キッズ水槽」には1月のテーマ水槽に「ウミウサギ」として出演していたアメフラシ軍団が大集合!

新江ノ島水族館(えのすい)アメフラシ

だけど相変わらず茶色いアメフラシの仲間たちは、細かい種類までは見分けられなくてすみません。多分、解説板に出てるアマクサアメフラシと、種類不明のアメフラシの仲間がいるはず。

新江ノ島水族館(えのすい)フレリトゲアメフラシ

一方、にわかに地球出身だとは信じ難い異様な外見で、見分けられないはずがないほど暴力的にカッコいいのがフレリトゲアメフラシ

このトゲ! この青い模様! すべて異常でカッコ良過ぎる!
ヒライソガニもタジタジです。

新江ノ島水族館(えのすい)フレリトゲアメフラシ

緑色の海藻をたくさん食べて、緑色の○○○を背中から出すフレリトゲアメフラシ
ウサギっぽいシルエットに見えなくもない。
だけど時々どちらが前かわからなくなります。

ところで今週になって・・・

新江ノ島水族館(えのすい)アメフラシ

巨大アメフラシ軍団の来襲で、雨どころか嵐の予感のキッズ水槽。


アマクサアメフラシ[学名:Aplysia juliana]
フレリトゲアメフラシ[学名:Bursatella leachii]
アメフラシ(雨降らし)[学名:Aplysia kurodai][英名:Sea hare]

新江ノ島水族館は小田急江ノ島線「片瀬江ノ島」駅から徒歩約3分です。
※展示・内容は変更になる場合があります。
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2011/01/31(月)23:00
2011年01月の「えのすい」テーマ水槽:
ウサギとカメ その9


途中からウミウサギアメフラシの水槽に、解説版が追加されたので補足。

新江ノ島水族館(えのすい)テーマ水槽アメフラシ

ウミウサギ(アメフラシ)[学名:Aplysia kurodai]

こちらが基本となる「The アメフラシ」なので、あらためて紹介。
長い耳が生えてるような姿から、別名「ウミウサギ」&英語名「Sea hare=海の野ウサギ」&中国名「海兎」と呼ばれているので、インターナショナルでグローバルで万国共通な観点から、誰がなんと言おうと海のウサギ。異論は認めません。

こんな見た目ですが、貝殻をなくした貝の仲間。



新江ノ島水族館(えのすい)テーマ水槽アメフラシの仲間

アメフラシの仲間[学名:Aplysia spp.]

詳細・学名不明のアメフラシの仲間たち。標準和名が付いていない種類も多いみたいです。近い仲間のウミウシともども種類も多そうですからね。

それにしてもウサギというより怪獣みたい。キシャーーーッ!

新江ノ島水族館(えのすい)テーマ水槽アメフラシの仲間

模様がなく茶色単色のプレーンなアメフラシの仲間。
小さな目がかわいくて、意外に癒し系か。

ウサギ? カバ? ロバ? ミニチュア・シュナウザー?
いずれにせよ、なんとなく哺乳類に見えちゃうところがステキ。



新江ノ島水族館(えのすい)テーマ水槽アマクサアメフラシ

アマクサアメフラシ[学名:Aplysia juliana]

最大10cm以下の小型のアメフラシ。
すぐ引っ越しになるのに卵を産んじゃってます。卵は見た目から「海素麺」と呼ばれます。ウミゾウメンを産むウミウサギ・・・。

背中の左右にひだがヒラヒラしています。
ん!? 学名がjuliana? ひょっとしてバブル期伝説のディスコ「ジュリアナ東京」!?
つまり、お立ち台でボディコンギャルが振っていた羽根付き扇子が、このアマクサアメフラシのヒラヒラなのか!!? (考え過ぎ)


新江ノ島水族館は小田急江ノ島線「片瀬江ノ島」駅から徒歩約3分です。
※展示・内容は変更になる場合があります。
2011/01/27(木)23:59
えのすい入場して2階の「なぎさラウンジ」で相模湾や江の島にまつわる生物の標本展示を行なっていますが、新しくカマクライグチの標本が加わりました。

新江ノ島水族館(えのすい)カマクライグチ標本

カマクライグチ[学名:Comitas kamakurana]

とてもキレイな貝殻で、クダマキガイ科に属する貝。
細長いので「管巻貝」ってことなんでしょうね。

和名も学名もバリバリの「鎌倉」由来。ひょっとして井口さんが発見?
なんですが鎌倉だけではなく、房総半島から南はフィリピンの方まで、水深10~100mの砂底に生息しているそうです。
学名の「kamakurana」は「カマクラーナ」と発音すると、白金台の「シロガネーゼ」のように鎌倉にお住まいのセレブな奥様っぽくていい感じ。

それにしても、なぜか最近コンスタントに更新されるこのコーナー。
見逃さないでくださいね。


新江ノ島水族館は小田急江ノ島線「片瀬江ノ島」駅から徒歩約3分です。
※展示・内容は変更になる場合があります。
2011/01/26(水)23:15
えのすいの深海コーナーに「流氷の天使」クリオネことハダカカメガイが登場!

新江ノ島水族館(えのすい)深海クリオネ(ハダカカメガイ)

ハダカカメガイ(俗称:クリオネ)[学名:Clione limacina]

クリオネというとイメージ的に北極の分厚い氷のすぐ下で暮らしていると考えちゃいますが、案外広範囲に分布しているそうで、水深0~600m付近で生息が確認されています。定義としては水深200m以下が深海なので、クリオネも立派な深海生物。

流氷の下と深海の共通点は低い水温で、こちらの水槽も約1℃に設定されています。

10匹ぐらいの比較的大所帯で、不思議な姿と赤い照明も相まって、かなり幻想的で別世界な雰囲気。

新江ノ島水族館(えのすい)深海クリオネ(ハダカカメガイ)

体長約4cmで透明な体に赤く内臓が透けて見えます。そして翼を羽ばたくようにして泳ぎます。まるで天使。
しかし、獲物を見つけると頭が凶悪に変化し、6本のバッカルコーンと呼ばれる触手を繰り出し鷲掴みにして捕食します。まるで悪魔。

和名のハダカカメガイから分かる通り、クリオネは裸の貝→殻を持たない貝の仲間なのもビックリ!



ところで、主人公がえのすいに勤務していたフジテレビ月9ドラマ『流れ星』では、上戸彩さん演じるヒロインに付いたあだ名が「クリオネちゃん」でした。
そして、ドラマのクライマックス時期の昨年12月のテーマ水槽タイトルが「クリスマスー水の中の天使たちー」だったので

はは~ん、なるほど! (´ー`) 天下の月9と連動した壮大な前フリだな!
やるぜ! えのすい
・・・と思ってたんですが、テーマ水槽には来なかった・・・。

クリスマス要員ではなかったけど、バレンタイン要員として参加。実は昨年もこの時期に登場していたんです。今年は数も増えていい感じ。
ぜひご覧になってください。


新江ノ島水族館は小田急江ノ島線「片瀬江ノ島」駅から徒歩約3分です。
※展示・内容は変更になる場合があります。
2011/01/15(土)23:59
えのすい深海コーナーの「化学合成生態系水槽」から深海にすむ二枚貝シチヨウシンカイヒバリガイの注目すべき行動を紹介します。

新江ノ島水族館(えのすい)深海シチヨウシンカイヒバリガイ

シチヨウシンカイヒバリガイ[学名:Bathymodiolus septemdierum]

なにか粘液状のものを出して、中空のガラス面に張り付いているシチヨウシンカイヒバリガイJAMSTEC=海洋研究開発機構の無人探査機「ハイパードルフィン」によって、明神海丘の水深1200mにて採集。

二枚貝の中には「足糸(そくし)」というものを出す種類がいます。タンパク質の分泌物を糸状に固めて、岩などに固着するのに使用。また、足糸の付着・切り離しを交互に行ない、移動に利用することも可能。

体の大部分を殻の中に納めたまま、垂直のガラス面を完璧に登って定着しています。足糸は見た目より強度があり接着力も強いので、多少の水流では剥がれないはず。

新江ノ島水族館(えのすい)深海シチヨウシンカイヒバリガイ

上側の写真の11日後がこちらの写真。
上側ではあくまでガラス面に張り付いていたんですが、こちらはハオリムシの管に移ってぶら下がっています。ハオリムシの管は同じもの。
向きも180度変わって、上側では貝殻の隙間から水管が見えていますが、下側では後ろ向きになって貝殻の蝶番が見えています。

そして完全に足糸だけを頼りに、水中にぶら下がっています。
なぜこのような移動をしているのか理由はよく分かりませんが、大変興味深い行動。
目に見えて動くというわけではないんですが、こんな光景に出くわしたらぜひじっくり観察してみてください。


新江ノ島水族館は小田急江ノ島線「片瀬江ノ島」駅から徒歩約3分です。
※展示・内容は変更になる場合があります。
2011/01/08(土)23:59
2011年01月の「えのすい」テーマ水槽:
ウサギとカメ その3


新江ノ島水族館(えのすい)テーマ水槽アメフラシ

ウミウサギ(アメフラシ)[学名:Aplysia kurodai]

「ウミウサギ」とは広辞苑にも載っているアメフラシの別名。頭の上に立った2本の突起をウサギの耳に見立ててるんですね。英語でも「Sea hare=海の野ウサギ」で、中国でも「海兎」と呼ばれるんですって。

大きなナメクジのような姿ですが、実は貝殻をなくした貝の仲間。ウミウシクリオネなんかも同様に貝殻を持たない貝の仲間です。
そう考えるとアメフラシはかなり大型。

新江ノ島水族館(えのすい)テーマ水槽アメフラシ

小さいのもいますよ。
アオサなどの海藻をたくさん食べて大きく成長します。
なので排泄物が緑色なんです。この水槽でも見られますよ。



新江ノ島水族館(えのすい)テーマ水槽タツナミガイ

新江ノ島水族館(えのすい)テーマ水槽タツナミガイ

タツナミガイ[学名:Dolabella auricularia]

こちらの方がモコモコ感があって、ウサギっぽいかもしれないタツナミガイ
写真に目を描き込めば、ウサギと間違う人がいそうな気がしないでもなくもない。

新江ノ島水族館(えのすい)テーマ水槽タツナミガイ

大きいのもいますよ。
最大で30cmぐらいにまで大きくなる種類で、重量感があります。

背中の穴から排泄物が出ています。この穴の内側には、小さく退化しているものの貝殻があるんですって。名前に「貝」って入ってますからね。



新江ノ島水族館(えのすい)テーマ水槽フレリトゲアメフラシ

フレリトゲアメフラシ[学名:Bursatella leachii]

そしてなぜか突如として異次元のカッコよさを身にまとってしまったアメフラシの仲間のフレリトゲアメフラシ

不自然なまでにトゲトゲして枝分かれした体を覆う突起群!
そんなに必要性がなさそうなのに、全身に青く光る目のような模様!
ワザと無意味にカッコよくしようと思って、進化したんじゃないかっていう疑惑さえ沸き起こってきます。

本当にこんなにカッコいいアメフラシは見たことがないぜ!
現在はなんと屋外ウミガメプールでも飼育展示中!


新江ノ島水族館は小田急江ノ島線「片瀬江ノ島」駅から徒歩約3分です。
※展示・内容は変更になる場合があります。
2011/01/06(木)23:59
2011年01月の「えのすい」テーマ水槽:
ウサギとカメ その1

新江ノ島水族館(えのすい)テーマ水槽1101

2011年は言うまでもなくウサギ年!
そんなウサギにまつわるお話としては、カメと競争して
ゴール間近で居眠りしたため、負けてしまったものが有名。
というわけで、ウサギ年のはじめ1月のテーマ水槽は
永遠のライバル、ウサギとカメ特集!

■展示生物
左上/ヒラタヘビクビガメ、ウサギグサ(ハコベ)、ラビットイヤービオラ、
   バニーカクタス、月兎耳、ラビットアイ  
左下/ウミウサギ(アメフラシ)、フレリトゲアメフラシ、タツナミガイ  
中上/ウミウサギガイ(貝殻)、アイゴ  中下/ホオジロクロガメ  
右上/ダイヤモンドバックテラピン  右下/クサガメ、ウンキュウ


新江ノ島水族館(えのすい)テーマ水槽ウミウサギガイ(貝殻)

ウミウサギガイ(貝殻)[学名:Ovula ovum]

純白の貝殻が美しくて、白ウサギにたとえられるのも大納得のウミウサギガイ
今回は貝殻だけの展示ですが、生きているときの貝の本体は、貝殻の白とは正反対の黒なんだそうです。サンゴの仲間を食糧とするんだとか。

で、貝殻だけではなんなので・・・

新江ノ島水族館(えのすい)テーマ水槽ウミウサギガイ(貝殻)

中にヤドカリが入ってます。貝殻もヤドカリも結構大きいです。
なんか重そうだな。がんばれ。


新江ノ島水族館は小田急江ノ島線「片瀬江ノ島」駅から徒歩約3分です。
※展示・内容は変更になる場合があります。
2010/12/20(月)23:00
えのすいはメンテナンス休館をはさんで、館内至る所フレッシュ!&リフレッシュ!

深海コーナーでは長い間展示されていたヒカリキンメダイと交代して、こちらの貝の仲間が登場になっています。

新江ノ島水族館(えのすい)深海カブトアヤボラ 新江ノ島水族館(えのすい)深海カブトアヤボラ

カブトアヤボラ[学名:Fusitriton oregonensis][英名:Triton shell]

貝殻の表面に毛が生えてたりする変わった貝のカブトアヤボラ。山伏が吹き鳴らす法螺貝の一種ですが、ちょっと小柄なので鳥笛ぐらいの大きさ。かわいい音が出るかも。

新江ノ島水族館(えのすい)深海カブトアヤボラ

ウッ! 魚食ってる!!
海底に降ってきた魚の死骸を食べ尽くして、海底をキレイに保つ掃除屋さんの役目を果たしているのが垣間見える光景。

駿河湾の水深100~400mで採集されたそうですが、当然ながら海底にいたんでしょう。定義的には水深200mより深い場所が深海とされていますので、通常の海と深海にまたがって生息している形です。
深海コーナー以外の場所にも展示されます。

ひょっとしたらカブトアヤボラの食事シーンに遭遇できるかもしれません。そのときは注意深く観察してみてくださいね。


新江ノ島水族館は小田急江ノ島線「片瀬江ノ島」駅から徒歩約3分です。
※展示・内容は変更になる場合があります。
2010/11/24(水)23:59
えのすいの干潟水槽からアサリを紹介します。

新江ノ島水族館(えのすい)干潟アサリ

アサリ(浅蜊)[学名:Ruditapes philippinarum][英名:Japanese little neck]

アサリって、あのアサリ?」
と思った方! そうです! そのアサリです。

シジミと並んで味噌汁の具としてもおなじみのポピュラーな二枚貝。
貝殻の模様は同じアサリでも、色々あります。

「だけど、水族館でわざわざアサリなんか見る必要あるの?」
と思った方! あるんです!

魚は三枚に下ろした姿で海を泳いでると思っているチビッコがいたという都市伝説みたいな話もあるし、実際に生息している環境で生きている姿を見ることがとても重要。

珍しい生物に目が行きがちですが、こういう身近な生物の展示こそ水族館の使命かも。

新江ノ島水族館(えのすい)干潟アサリ

ほら、よく見ると浅瀬の砂底に2つ並んだ穴が何組も開いています。
これはアサリが砂に潜って水管だけ出してるに違いない。多分。

ぜひ味噌汁の中で見るのとは違うアサリの姿を、干潟水槽でご覧ください。


新江ノ島水族館は小田急江ノ島線「片瀬江ノ島」駅から徒歩約3分です。
※展示・内容は変更になる場合があります。
2010/11/23(火)23:30
2010年11月の「えのすい」テーマ水槽:
水の中の働きものたち その1

新江ノ島水族館(えのすい)テーマ水槽1011

今日11月23日は「勤労感謝の日」で祝日です。
古来から秋の収穫を祝って感謝する日だったんですって。
今月のテーマ水槽はこれにちなんで、
水族館では水槽の底の砂をかき混ぜたりしてコケが付くのを防ぎ、
キレイに保ってくれる働き者たちを大特集!

■展示生物
左上/オトメハゼ、マガキガイ  
左下/サタノペルカ・ダエモン、サタノペルカ・レウコスティクタ  
中上/アカハチハゼ、マガキガイ  中下/ギムノゲオファーガス・バルザニー  
右上/ミズタマハゼ、トラフナマコ  
右下/ゲオファーガス・ディクロゾスター、ゲオファーガス・スタインダックネリィ


新江ノ島水族館(えのすい)テーマ水槽マガキガイ

マガキガイ[学名:Strombus luhuanus]

ゾウの鼻のような口と、長く伸びた目が宇宙人的なルックスのマガキガイ
その特徴的な口で、砂の表面をかき混ぜつつ、コケや有機物を食べながら進んでいきます。あまりスポットライトを浴びて紹介される生物ではありませんが、おそらくどこの水族館にもいる働き者で縁の下の力持ちと言える存在。

えのすいではテーマ水槽や「発見の小窓」があるので、比較的紹介される機会が多いと思います。見た目も個性的ですので。

新江ノ島水族館(えのすい)テーマ水槽マガキガイ

結構大胆活発に動き回ってお掃除。
ガラス面も難なく張り付いて登っていき、自在に動く口で探っていくので、いつも隅々まで完璧にピカピカです! 頼りになります。

だけど砂に潜ってじっといることもあるので探してね!


新江ノ島水族館は小田急江ノ島線「片瀬江ノ島」駅から徒歩約3分です。
※展示・内容は変更になる場合があります。
2010/11/21(日)21:00
えのすい深海コーナーの「化学合成生態系水槽」の解説板で新たに紹介されている紹介されている深海にすむ貝の仲間を紹介します。

新江ノ島水族館(えのすい)深海ワタゾコシロアミガサモドキ 新江ノ島水族館(えのすい)深海ワタゾコシロアミガサモドキ

ワタゾコシロアミガサモドキ[学名:Bathyacmaea nipponica]

ガラス面に張り付いているこちらがワタゾコシロアミガサモドキだと思います。
JAMSTEC=海洋研究開発機構の無人探査機「ハイパードルフィン」によって、相模湾の深海1000mにて採集。

貝殻の大きさが小指の爪ぐらいの小さい貝ですが、この深度にすむこのサイズの貝が生きた状態で暮らしているのはかなり貴重なのではないでしょうか。

二枚貝の片側だけのような貝殻に見えるので、それが「編笠」なんだと思いますが、ひっくり返されたら防御力ゼロのような気がします。
深海だと敵が少ないので、そのような潔い進化をしたのかもしれません。

毛のようなものは本体から出ているみたいですが詳細は不明。

ガラスに張り付いているとき以外は、見つけるのは非常に困難だと思いますが、ぜひ探してみてください。


新江ノ島水族館は小田急江ノ島線「片瀬江ノ島」駅から徒歩約3分です。
※展示・内容は変更になる場合があります。
2010/10/25(月)23:59
えのすいの深海コーナーの標本展示から興味深い貝の仲間を紹介します。

新江ノ島水族館(えのすい)深海スケーリーフット

ウロコフネタマガイ(スケーリーフット)
[学名:Crysomallon squamiferum][英名:Scaly-foot gastropod]

ウロコフネタマガイは、別名スケーリーフット(Scaly-foot=ウロコの足)と呼ばれます。なんとその名のごとく足にウロコを持っているのですが、そのウロコが硫化鉄という鉄でできているのでさらにビックリです!

危険を感じるとウロコは外側に向けられ、鎧のような役目を果たします。
また、ウロコは鉄でできていますから磁石にもくっつきます!

2001年に新種として発見されたばかりの謎の多い生物です。

新江ノ島水族館(えのすい)深海スケーリーフット 新江ノ島水族館(えのすい)深海スケーリーフット

昨年の11月には世界で初めてえのすい深海コーナーで、生きた状態のまま展示もされました。しかし、飼育は困難を極めるため、わずか3日間の展示に留まりました。
そのときは、生きているうちからウロコが錆び始めたそうです!

標本に関しては、深海コーナーに行けばほぼ間違いなく見られる状態ですので、ぜひ色々な角度からご覧になってください。


JAMSTEC=海洋研究開発機構の有人潜水調査船「しんかい6500」の第936潜航によって、2006年2月20日にインド洋ロドリゲス三重点の水深2422mから採集されました。

新江ノ島水族館は小田急江ノ島線「片瀬江ノ島」駅から徒歩約3分です。
※※展示・内容は変更になる場合があります。
2010/10/05(火)23:00
えのすい「沿岸水槽」のひとつは、長い生き物がやたらに集うだけでなく、海底から首だけ出す異様な光景が広がり、かなりカオスな雰囲気。

新江ノ島水族館(えのすい)沿岸水槽ボウシュウボラ

ボウシュウボラ(房州法螺)[学名:Charonia sauliae][英名:Saul's triton]

そこへやってきたのは、法螺貝の仲間のボウシュウボラ
タッチングプールにも大量にいて、触ることもできるおなじみの種類です。

新江ノ島水族館(えのすい)沿岸水槽ボウシュウボラ

こう見ると結構カッコいいと個人的には思うボウシュウボラ
ですが、人によっては鮮やか過ぎる色と、触覚や眼が生々しくて苦手という方もいらっしゃるかもしれません。

新江ノ島水族館(えのすい)沿岸水槽ボウシュウボラ

最凶毒槍貝のアンボイナを見たばっかりなので、砲口がこちらを向いてると恐い気がしますが、普通の口だと思うので大丈夫。

貝殻に引っ込んで、底面フラットにして防御を固めた状態でも、口だけ出せば水の出し入れができる安心仕様。

う~ん、カッコいいと思うんですけど・・・
好みに応じてですが、できれば見ていただきたいボウシュウボラです。


新江ノ島水族館は小田急江ノ島線「片瀬江ノ島」駅から徒歩約3分です。
※展示・内容は変更になる場合があります。
2010/09/27(月)23:59
2010年09月の「えのすい」テーマ水槽:
国際生物多様性年~可笑しくも地球のなかまたち~ その4


新江ノ島水族館(えのすい)テーマ水槽アンボイナ

アンボイナ[学名:Conus geographus]

ぐぉッ! アンボイナっ! 目が合った・・・身の危険をハイパー感知。
な、なんかやっぱりスゴいぜ・・・。恐いぜ。デカいし。 (((´Д`;)))

たかが貝になにビビってんだよ! とバカにしてはいけません!
アンボイナは地球上で5本の指に入るほどの危険生物なんです! マジでッ!

解説板より引用
もうどくのはりで さかなをとらえて まるのみにする。
どくはものすごく にんげんもころしてしまうほど きょうりょくだ。


なぜかひらがなでほのぼのと書かれているが、とどのつまり毒針で刺されたら行き着く先は天国もしくは地獄ということだッ!

新江ノ島水族館(えのすい)テーマ水槽アンボイナ

それではあらためて側面から紹介。というよりちょっと傾いて下面が見えてる状態。
前から後ろまで一直線の貝殻の溝から本体が出ている構造。

先端の丸い管が毒針射出口。こっち向けるな。 (( ;゚Д゚))

新江ノ島水族館(えのすい)テーマ水槽アンボイナ

真後ろから。こう見るとアンモナイト的。
非常にカッコいい貝殻ではあるんですが、もちろん生きているアンボイナを素手で掴み上げたりなんかしちゃダメ!
キレイな貝殻一個と、命ではどちらが大事か考えようッ! (゚д゚|||)

新江ノ島水族館(えのすい)テーマ水槽アンボイナ

鏡に映った自分を見て何を思うアンボイナ。砂漠を進むホバー式重戦車なおもむき。装甲も固そうだし、武装も強力で、ものすごく殲滅とかしちゃいそう。

口を伸ばすな。 ((゚Д゚;))

新江ノ島水族館(えのすい)テーマ水槽アンボイナ

その割には案外活発に動き回ってコワい。
かなり前に「発見の小窓」水槽に登場した個体は案外小さかったんですが、今回のこの個体は大きくて貝殻の長さで優に倍以上あります。

風呂上がりに片手を腰に当て、もう片方の手でムンズと掴んでゴクリとやりたい大きさと形ですが、もちろんそんなことしちゃダメ!
湯上がりの一杯と、命ではどちらが大事か考えようッ! (´д`|||)

新江ノ島水族館(えのすい)テーマ水槽アンボイナ

粘液を引いちゃってるところなんかも (;゚д゚) トラウマーな感じ。
白いのは毒素とかではなく、水槽の砂ですのでご心配なく。

新江ノ島水族館(えのすい)テーマ水槽アンボイナ

本体下面。貝としては標準なのかもしれませんが、アンボイナと言われると不気味な印象で迫ってきます。

新江ノ島水族館(えのすい)テーマ水槽アンボイナ

実は、かな~りカッコいいアンボイナなんですが、さすがに水槽のアクリルを隔ててないと、とても真正面から向き合う勇気はないぜ。

そこはやはり展示してくれているえのすいに感謝。ありがとうございます!
取り扱いには充分気を付けてくださいね。


新江ノ島水族館は小田急江ノ島線「片瀬江ノ島」駅から徒歩約3分です。
※展示・内容は変更になる場合があります。
2010/08/13(金)23:00
えのすいでは現在、夏の企画展として7月17日より8月31日の期間で
~世界に誇る相模湾~ “えのすい”の相模湾展“おどろきと発見の一日”を開催中。

相模湾にあらわれて、かつてえのすいの水槽を泳いだラブカミツクリザメの標本、そして相模湾や江の島ゆかりの名前を持つサガミモガニカエルウオの生体展示の模様をお伝えしてきました。

新江ノ島水族館(えのすい)標本

今回からは間を取って、相模湾や江の島ゆかりの名前を持つ標本展示を紹介します。
このコーナーのディスプレイからして、すでにすさまじくカッコいい。
まずは貝の仲間たちの標本から!

新江ノ島水族館(えのすい)標本ベニオキナエビス 新江ノ島水族館(えのすい)標本サガミナガニシ

左/ベニオキナエビス[学名:Perotrochus hirasei]
右/サガミナガニシ[学名:Fusinus sagamiensis]

ベニオキナエビスは鮮やかな色と美しい模様を持った貝殻が印象的。
オキナエビスの仲間は、貝殻にスリット(切れ込み)が入った原始的な巻貝の特徴を持っているので「生きた化石」と呼ばれることもあります。
この貝の仲間のオキナエビスガイは、東京大学の博物学教授のヒルゲンドルフさんによって、明治時代に江の島のお土産物屋さんで発見されたのが表舞台への初登場らしいです。なんかスゴい。

サガミナガニシは相模湾だけでなく、四国などにも生息。
昭和天皇が相模湾で採集された標本を元に新種として報告されたそうです。
とてもゆかりが深い。

新江ノ島水族館(えのすい)標本サガミバイ 新江ノ島水族館(えのすい)標本カモメガイ

左/サガミバイ[学名:Buccinum sagamianum]
右/カモメガイ[学名:Penitella kamakurensis]

サガミバイは相模湾や駿河湾の水深400~520mの深海にすむ肉食の巻き貝で、魚の死骸などを食べるそうなので、海底の掃除屋さんなんでしょう。

カモメガイは泥岩や砂岩といった柔らかめの岩に穴を掘って、その中で生活するんだとか。なので穴を掘るために貝殻の前部がヤスリ状に進化しています! ホントだッ!
学名に鎌倉が入ってます。

新江ノ島水族館(えのすい)標本サガミシロガサ 新江ノ島水族館(えのすい)標本サガミハイカブリニナ

左/サガミシロガサ[学名:Sagamilepeta sagamiensis]
右/サガミハイカブリニナ[学名:Provanna glabra]

サガミシロガサはかなり小さいカサガイの仲間。水深100mくらいの泥の海底の石に付着しているんだとか。名前は相模のオンパレード。

サガミハイカブリニナはさらに米粒ぐらいに小さい。
先がすべて欠けているように見えるのが特徴のひとつということですが、小さ過ぎてよく分からない。こちらは相模湾でしか見つかってない貝!

新江ノ島水族館(えのすい)標本シロウリガイ

シロウリガイ[学名:Calyptogena soyoae]

シロウリガイは深海コーナーでおなじみの大型二枚貝。
硫化水素やメタンをエネルギー源とする化学合成生態系の申し子。
長らく幻の生物でしたが、1984年のJAMSTEC=海洋研究開発機構の「しんかい2000」による相模湾初島調査で群集が発見されました。ビバ、JAMSTEC!
こちらでの標本展示は終了してしまったようですが、深海コーナーでとても目立っているのでそちらをご覧ください。

こんなに相模湾になじみの深い貝がいるんですね。
質も量も揃ってるので、ぜひ注目してみてください。


新江ノ島水族館は小田急江ノ島線「片瀬江ノ島」駅から徒歩約3分です。
※展示・内容は変更になる場合があります。
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