新江ノ島水族館(えのすい)を紹介するブログ。イルカ・アザラシ・ペンギン・クラゲ・深海生物などの情報満載!
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2006/09/19(火)00:00
えのすいの今月のテーマ水槽は「生きた化石生物」なのですが、そちらは別途お伝えするとして、それとは別にこれまた生きた化石と呼ばれる「ハイギョ(肺魚)」が乾眠(夏眠)から目覚めたというので見てきました。
展示場所はえのすいに隣接するなぎさの体験学習館です。

なぎさの体験学習館ハイギョ

プロトプテルス・アネクテンス[学名:Protopterus annectens]

現代に生き残っている6種のハイギョ(肺魚)の中の一種で、アフリカ産のプロトプテルス・アネクテンスという種類です。ハイギョはデボン紀の約3億5000万年前から今と変わらない姿で、ヒレから足に変化しはじめた魚たち「肉鰭類」を祖先に持ちます。シーラカンスも肉鰭類の仲間です。また、幼魚時代に外鰓(がいさい)という外に出たエラを持ちます。

ハイギョが生息する熱帯地方は乾季と雨季があり、乾季には湖や川が干上がるため、泥の中にマユを作り乾眠(夏眠)して乾燥に耐えます。

このプロトプテルス・アネクテンスは、8月3日に乾眠に入り昨日9月18日に目覚めた、っていうか起こされたそうです。

「肺魚」というぐらいなので、肺呼吸がメイン。エラはあまり役に立たないので、
水面に出られないと溺れるそうです。魚なのに・・・。



実はなぎさの体験学習館は事業主が神奈川県、運営・管理は江の島ピーエフアイ株式会社(つまりえのすいと同じ)という半官半民の施設で、なんと入場は無料。

えのすいからも行き来が可能になっています(当然なぎさの体験学習館からえのすいへは無料では入れません)。覚えといてくださいね。


なぎさの体験学習館新江ノ島水族館は小田急江ノ島線「片瀬江ノ島」駅から徒歩約3分です。
※この記事は2008年12月以降に書かれています。詳細ははじめにをご覧ください。
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2006/09/21(木)23:01
2006年09月の「えのすい」テーマ水槽:
生きた化石生物たち その1

新江ノ島水族館(えのすい)テーマ水槽0609

今月のえのすいテーマ水槽の主題は「生きた化石と呼ばれる生物」。
さすがにシーラカンスとかはいないですが、こいつは燃えるぜ!

■展示生物は
左上/ポリプテルス・モケレムベムベ  左下/チョウセンスズガエル
中上/ミドリシャミセンガイ  中下/? (下記クイズの答え)
右上/オウムガイ  右下/スナヤツメ


さて、ここでクイズです。

新江ノ島水族館(えのすい)テーマ水槽

テーマ水槽に鎮座するこのドリル状の物体はなんでしょう?


新江ノ島水族館は小田急江ノ島線「片瀬江ノ島」駅から徒歩約3分です。
※この記事は2008年12月以降に書かれています。詳細ははじめにをご覧ください。
2006/09/21(木)23:02
2006年09月の「えのすい」テーマ水槽:
生きた化石生物たち その2

新江ノ島水族館(えのすい)テーマ水槽ミドリシャミセンガイ

ミドリシャミセンガイ[学名:Lingula unguis]

二枚貝のようですが、3億年以上昔の古生代に栄えた「腕足動物」という種類に分類されるそうです。貝殻のような部分の内部に触毛の生えたゼンマイのような腕骨があり、全長は約4cm。

大森貝塚の発見で有名なエドワード・S・モース博士はこの腕足類の研究のために1877年(明治10年)来日し、東京大学で生物学を教える(日本で初めてダーウィンの進化論を紹介)傍ら、同年に東洋初(当然日本初)の臨海研究施設「江ノ島臨海実験所」を開設、このミドリシャミセンガイを採集しました。
日本の海洋生物研究のはじまりにもかかわりが深い生物だそうです。

モース博士に関してはえのすいにも展示もあります(「今上陛下のご研究コーナー」と「発見の小窓水槽」の間)し、江の島本島にも記念碑などがありますので、興味がある方は調べてみてはいかがでしょうか。


新江ノ島水族館は小田急江ノ島線「片瀬江ノ島」駅から徒歩約3分です。
※この記事は2008年12月以降に書かれています。詳細ははじめにをご覧ください。
2006/09/21(木)23:03
2006年09月の「えのすい」テーマ水槽:
生きた化石生物たち その3

新江ノ島水族館(えのすい)テーマ水槽スナヤツメ

スナヤツメ[学名:Lethenteron reissneri ]

名前から分かる通り、ヤツメウナギの仲間ですね。「八つ目鰻」は目が8つある訳ではなく、エラの部分が目に見えるためで、細長い体形から「ウナギ」と名付けられていますが、ウナギはおろか魚類ですらありません。
八つ目でも、ウナギでも、魚でもないなんて!詐欺みたいな名前だな!逆にスゴいぜ!

脊椎動物でも原始的な口にアゴがない「無顎類」で、無顎類の古い化石は約5億500万年前のカンブリア紀後期から発見されているそうです。全長は約20cmになるそうですが、展示の個体は10cm強。

子供のアンモシーテス幼生は目がなく、しかも解説には「アンモシーテスと呼ばれる時期にだけ餌を食べ、大人になると、何も食べません。」とあります。Σ( ゚Д ゚; )エッ!

「大人になったらたくさんお金稼いで、腹いっぱいおいしいもの食うのが夢!」
「おいしいものを食べてるときが一番の幸せ!じゃなきゃ何が楽しくて生きてるんだ」
というメンタリティとは、数億年の隔たりがある難儀な身の上。
大人になると目が出てきて、産卵して死んでいくそうです。う~ん。


新江ノ島水族館は小田急江ノ島線「片瀬江ノ島」駅から徒歩約3分です。
※この記事は2008年12月以降に書かれています。詳細ははじめにをご覧ください。
2006/09/21(木)23:04
2006年09月の「えのすい」テーマ水槽:
生きた化石生物たち その4


↓以下カエルの「チョウセンスズガエル」の写真です。
人によってはグロと感じる場合があるかも知れませんのでご注意ください。
その旨、ご了承の上でご覧ください。クリックすると拡大します。


新江ノ島水族館(えのすい)テーマ水槽チョウセンスズガエル

チョウセンスズガエル[学名:Bombina orientalis]

キャラクターとしては人気が高いですが、まじまじ見るとかなりキモいカエル。
そのギャップは全生物で一番かも。
チョウセンスズガエルは約5cmで、原始的なカエルのため舌が短く、他のカエルのように長く伸ばせません。
鈴の音のようなキレイな声で鳴くのが「スズ」の名の由来だそうです。
ちょっとイボイボしてますが、並んだ姿を見るとそれなりの風情。

なんですが、お腹を見ると・・・。

新江ノ島水族館(えのすい)テーマ水槽チョウセンスズガエル

グエッ! どう見ても毒がある!
この派手な「警戒色」は、毒を持っているという全生物共通のサイン。
鳥などの外敵に襲われると体を反り返らせてお腹を見せ、自分が毒持ちであることをアピールするそうな。


新江ノ島水族館は小田急江ノ島線「片瀬江ノ島」駅から徒歩約3分です。
※この記事は2008年12月以降に書かれています。詳細ははじめにをご覧ください。
2006/09/22(金)23:05
2006年09月の「えのすい」テーマ水槽:
生きた化石生物たち その5

新江ノ島水族館(えのすい)テーマ水槽ポリプテルス・モケレムベムベ

ポリプテルス・モケレムベムベ[学名:Polypterus mokelembembe]

イコール学名の名前からしてケレン味たっぷり(特にムベムベの辺り)で期待大!

ドジョウぐらいの大きさの魚ですが、パッと見ただけでも只者じゃない特徴を持っています。ギザギザに分かれた背ビレ、シーラカンスと同じような肉の支えがある胸ビレ、ひし形の特殊なウロコ「ガノイン」、幼魚時代に両生類と同じ「外鰓(がいさい)」があるなどの古代生物の特徴をそなえた恐竜のような魚です。

実は「モケレムベムベ」というUMA(Unidentified Mysterious Animal=未確認動物)もいるんです(っていうか、いるかいないかわからないからUMAなんですけどね)。
この10mほどの草食恐竜?のようなUMAはコンゴの奥地が伝説の発祥で「モケレムベムベ」とは「川をせき止める者」という意味らしいです。

この魚は2006年に記載されたばかりの新種(古代生物なのに新種!)で、アフリカのコンゴ川に生息しているところから命名者がこのUMAを多分に意識しているようです。


新江ノ島水族館は小田急江ノ島線「片瀬江ノ島」駅から徒歩約3分です。
※この記事は2008年12月以降に書かれています。詳細ははじめにをご覧ください。
2006/09/22(金)23:06
2006年09月の「えのすい」テーマ水槽:
生きた化石生物たち その6


さて前に出したクイズの答えです。

新江ノ島水族館(えのすい)テーマ水槽ネコザメの卵

ネコザメ(卵)[学名:Heterodontus japonicus]

正解は「ネコザメの卵」。ドリル状の不思議な形状。
えのすいで販売するフィギュアシリーズ「新江ノ島水族館立体生物図鑑2」にも、ナヌカザメの卵がありますが、やはり変わった形状。
しかもサメの仲間はネコザメナヌカザメのように卵を産む「卵生」、人間のように妊娠出産する「胎生」、さらに体内で卵から孵化して出産する「卵胎生」など、様々な生態にあふれています。

サメやエイの仲間は軟骨を持っていて、古生代デボン紀に現れ、ペルム紀に繁栄しましたが、ペルム紀の大絶滅(約2億5000年前)で多くの種類が消えたそうです。つまり恐竜よりも古いんですね。

ネコザメは江ノ島の周辺でも見られ、体長は1mほど。当然人食い鮫などではありません。丸まってタイル状に敷き詰められた歯で、サザエやカニなどを噛み砕いて食べます。名前の由来は目が猫に似ているため。


新江ノ島水族館は小田急江ノ島線「片瀬江ノ島」駅から徒歩約3分です。
※この記事は2008年12月以降に書かれています。詳細ははじめにをご覧ください。
2006/09/22(金)23:07
2006年09月の「えのすい」テーマ水槽:
生きた化石生物たち その7

新江ノ島水族館(えのすい)テーマ水槽オウムガイ

オウムガイ[学名:Nautilus pompilius]

オウムガイ、キターー! ( ゚∀ ゚) カッコいい!
和名こそオウムガイ(鸚鵡貝)とありきたりですが、えのすい史上でも類例のない圧倒的なまでのケレン味で超最強!爆裂カッコいい!
実は月初めからかなり夢中です。ゾッコンです。首ったけです。
とにかくカッコいい! とにもかくにもカッコいい!



えーと、カッコいいから詳細は別に構わないとも思うんですが一応説明すると・・・。

西部大西洋のやや深い海に生息。タコやイカに近い仲間で、古代に繁栄したアンモナイトにも似ています。触手は60~100本あり、粘液で吸い付きます。口のような太い「ろうと」から水を噴出して移動します。

新江ノ島水族館(えのすい)テーマ水槽オウムガイ

あまりにもカッコいいのでテーマソングを作りました。
ラップ調のアップテンポな曲です。



Hey! OumuGuy!  作詞・作曲・唄/水之江 ゴウ

Hey! YO! ちょっぴりトガッた Cool Guy!
Hey! YO! アイツの名前はOumuGuy!

つぶらな瞳がトビキリ Cute!
真ん丸お目々で獲物を Check it!
狙いを定めて すかさず Shoot!
シビレる触手で獲物を Shake it!

Hey! YO! 丸い頭の Nice Guy!
Hey! YO! イカしたアイツはOumuGuy!

〈間奏〉

浮いたり沈んだり自由自在!
体に詰まった Uki-Bukuro
古代から長生きは伊達じゃない!
頭に詰まった Chie-Bukuro

Hey! YO! 硬い甲羅の超 Tough Guy!
Hey! YO! やっぱりアイツはOumuGuy!



どなたかCD化してくれる方を募集しています。
これで、紅白出場と武道館公演を目指しますので、
みなさん応援をよろしくお願いします。


新江ノ島水族館は小田急江ノ島線「片瀬江ノ島」駅から徒歩約3分です。
※この記事は2008年12月以降に書かれています。詳細ははじめにをご覧ください。
2006/09/30(土)23:05
2006年09月のテーマ水槽:生きた化石生物たちオウムガイ ( ゚∀ ゚) カッコいい!

文句の付けようがないくらいカッコいいんですが、ちょっとだけ不満を言わせてもらえば壁にひっついていることが多いので、動きが少ないのと見える角度が限定されるので、カッコよさを十二分に満喫できなかったこと。

それがテーマ水槽の展示最終日に来て、躍動感大炸裂!

新江ノ島水族館(えのすい)テーマ水槽オウムガイ

動画でもオウムガイをご覧ください
※若干手ブレあり、音声が出ますのでご注意ください。


新江ノ島水族館オウムガイ

オウムガイ[学名:Nautilus pompilius]

超カッコいい! せっかくだからみんなであの歌を歌おう!
今日でお別れなんて寂しい! また、会いたいよオウムガイ


新江ノ島水族館は小田急江ノ島線「片瀬江ノ島」駅から徒歩約3分です。
※この記事は2008年12月以降に書かれています。詳細ははじめにをご覧ください。
2006/11/10(金)22:22
「“えのすい”の へんないきもの!?展」が大好評開催中のえのすい
2006年09月のテーマ水槽に登場して、このブログでもクイズにしたあの物体!

新江ノ島水族館(えのすい)相模湾大水槽ネコザメの卵

ネコザメ(卵)[学名:Heterodontus japonicus]

憶えてましたか? 正解は「ネコザメの卵」でした。この写真では分かりにくいですが、
プラスティックのドリルのような不思議な形状。
テーマ水槽から相模湾大水槽(入り口から2つ目のブロック)に移動になってます。

うん、確かに変わってると前も思ったんですよね。
堂々のえのすいオリジナル「へんないきもの!?」認定です!
くわしい特徴は、こちらをご覧ください。

サメって恐竜よりも昔に出現した種族で、ウロコがなかったり、骨が軟骨だったりと、魚としてはあまり機能的ではないようです。
それが今でも絶滅せずに残っているのは、弱点を上回る強力な生物的素養とその他の部分の完成度なんでしょうか。

そんなサメの出産が「卵生」「胎生」「卵胎生」など、様々な形態を取っていて、
しかも「卵」が、このネコザメナヌカザメのように特殊な形態をしているのは、
生物多様化の実験場とも言えるカンブリア爆発のような生物のあらゆる可能性を模索した何らかの意思とも感じずにはいられない遺伝子による実験結果の名残なんじゃないかと思います。

当然動かないので派手さは無いですし、ちょっと見にくくなっちゃったんですが、
ネコザメの興味深い生態の一部ですので、ぜひ、ご覧ください。


新江ノ島水族館は小田急江ノ島線「片瀬江ノ島」駅から徒歩約3分です。
※この記事は2008年12月以降に書かれています。詳細ははじめにをご覧ください。
2007/01/24(水)00:00
えのすいの深海コーナー先の水槽から珍しい生物を紹介。

新江ノ島水族館(えのすい)トリノアシ

トリノアシ[学名:Metacrinus rotundus]

いきなりトリノアシって言われても困るんですけどぉ。
パッと見、植物のようですが、実は動物でヒトデやウニの仲間。逆さにするとニワトリの足のように見えるのでトリノアシ(=鶏の足)と命名されたんだとか。

じゃあ、「トリノアシヒトデ」とかって名前にすればいいじゃん!
なんで、トリノアシって言い切っちゃうんだろ? 謎。

しかも5億年前から姿を変えずに生き続けている「生きた化石」でもあるんだとか。
深海にすむウミユリの仲間です。

色々とツッコミどころが凝縮された不思議な生物なんですね。
みなさんも、ぜひご覧ください。


新江ノ島水族館は小田急江ノ島線「片瀬江ノ島」駅から徒歩約3分です。
※この記事は2008年12月以降に書かれています。詳細ははじめにをご覧ください。
2007/03/16(金)00:00
ある意味、えのすい深海コーナーの顔であるテラマチオキナエビスを紹介。

新江ノ島水族館(えのすい)深海テラマチオキナエビス

テラマチオキナエビス[学名:Perotrochus africanus teramachii]

オキナエビスの仲間は水深100~500mに生息し、殻にスリット(切れ込み)がある原始的な巻貝の仲間で「生きた化石」と称されることもあります。

大部分の巻き貝は殻にスリットが入っていませんが、これは内臓が頭と足に対して180度ねじれた位置にあるからだそうです。
?ちょっと、いまいち意味が分かりません?っていうか全然意味が分かりません?

新江ノ島水族館(えのすい)深海テラマチオキナエビス

スリットの部分に肛門があるそうです。って丸くなってるところなんでしょうか?

テラマチオキナエビスは結構大型に分類される巻貝で迫力があるんですが、触覚が大きくカタツムリみたいで、見ようによってはちょっとキモいです。
しかし、貝殻は美しく希少なためコレクターの垂涎の的で、人気が高いので高値で取引されることもあるんだとか。

ということは生きている姿を飼育展示している方が、貴重かつ希少なことは言うに及びません。結構長い間、深海コーナーのレギュラーメンバーとして色んな姿を見せてくれているので嬉しい限りです。みなさんも、ぜひご覧くださいね。


新江ノ島水族館は小田急江ノ島線「片瀬江ノ島」駅から徒歩約3分です。
※この記事は2008年12月以降に書かれています。詳細ははじめにをご覧ください。
2007/03/31(土)23:12
3月17日よりえのすいの深海コーナーがリニューアル!
新しい展示水槽が増えてパワーアップの新生深海コーナーを総力特集!


またしても以前から継続展示中の深海生物標本の紹介です。

新江ノ島水族館(えのすい)深海標本シロウリガイ

シロウリガイ[学名:Calyptogena soyoae]

「地球を食べる生物の代表格」とタイトルにあります。
どういう意味かというと、シロウリガイの体内にいる化学合成バクテリアが、海底から噴き出る硫化水素やメタンなどの物質から作り出す有機物を摂取して生きているため。

今回のリニューアルで新登場の「化学合成生態系水槽」とも親和性が高いはずの生物。

標本では色が抜けてしまっていますが、ヘモグロビン系の赤い血液を持っていて、相模湾の冷湧水域におびただしい数で生息しています。


これらの標本はJAMSTEC=海洋研究開発機構の無人探査機「ドルフィン3K」の第328潜航によって、1997年6月30日に相模湾初島沖の水深1185mから採集されました。

興味深い展示が盛りだくさん! 新しい発見もいっぱい!
えのすいの新生深海コーナーをぜひご覧ください!


新江ノ島水族館は小田急江ノ島線「片瀬江ノ島」駅から徒歩約3分です。
※この記事は2008年12月以降に書かれています。詳細ははじめにをご覧ください。
2008/07/15(火)23:02
いよいよ始まったえのすい「深海生物展」


目玉の一つでもある生きた化石ラブカの標本をさっそく見てきました!

新江ノ島水族館(えのすい)ラブカ標本

ラブカ[学名:Chlamydoselachus anguineus]

悪そう~~~! 大きく口を開いた状態で標本になってます。

この個体は2008年4月2日に相模湾のヒラメ刺網漁で捕獲されました。
横須賀市長井漁港よりえのすいが譲り受け、生きた状態で搬入。
衰弱していたため、4月3日の1日限定の公開になってしまいました。
ですが、泳ぐ様子を確認・記録できて大きな収穫になったそうです。

残念ながら、このときは見られませんでした・・・。
なので、今回の標本展示は楽しみだったんです!

新江ノ島水族館(えのすい)ラブカ標本

全長は163cmですので、ちびっ子たちの身長よりかなり大きい。
体重は9.3kg、体色は茶褐色(生存時から)、性別はメスとの情報。

新江ノ島水族館(えのすい)ラブカ標本

前から見ると鼻の穴のせいで、蛇っぽくもみえます。
それにしても表面に多数の突起が整然と並んでいる歯がものすごい。
しかし、歯の本体は「臼歯」のように平べったくなっています。
この後、サメの仲間は歯自体を尖らせていく方向に進化していったのではないでしょうか。生きた化石・古代生物としての特徴を色濃く残している部分だと思います。

新江ノ島水族館(えのすい)ラブカ標本

横から見ても蛇っぽい。サメよりもウナギに似ている顔立ち。
歯の突起が後ろ(口の中)の方を向いているのが分かります。おそらく噛み付いた獲物が、外側に逃げていかないための進化じゃないでしょうか。

新江ノ島水族館(えのすい)ラブカ標本

エラ孔のスリットは6対なのも相違点。一般的なサメは5対しかありません。
サメのイメージとして頭に残る背中の中心に高く大きく広がる三角形の背びれもありません。小型の背びれが尾びれ近くにあるだけ。

新江ノ島水族館(えのすい)ラブカ標本

ミツクリザメにも似ている古代鮫によくあるタイプの尾びれ。
縦方向の水を掻く量が多くないので、泳ぎはあまり上手そうじゃありません。



ちょっと細長いし、標本にもなっちゃってますが存在感充分!
展示場所は、なんと屋外のタッチングプール階段の脇! 大丈夫?
捕獲例も少ない貴重な古代の生き残りラブカの迫力ある姿を、ぜひご覧ください!


新江ノ島水族館は小田急江ノ島線「片瀬江ノ島」駅から徒歩約3分です。
※この記事は2008年12月以降に書かれています。詳細ははじめにをご覧ください。
2008/11/22(土)07:00
ミツクリザメ
海洋堂フィギュアシリーズAQUATALES深海のオデッセイ07

海洋堂フィギュアAQUATALES深海のオデッセイのミツクリザメ

ミツクリザメ Goblin shark  Depth:350-1200m Size:300cm


体長3mにもなる大形の深海鮫。リーゼントのような長い鼻先には、生体センサーとして機能する電気受容器のロレンチニ瓶という器官が多数存在。
普段はとても扁平な頭部をしていて、リーゼントから腹まで一直線で横から見るとかなり鋭角的な体形です。しかし、エサを捕食するとき瞬間的にアゴを突出させます。そのときの様子がフィギュアでも再現されていますが、ミツクリザメといえばこの姿で紹介される方が逆に多いです。
また、機銃口を思わせる鼻など、全体的に自然の造形とは思えない戦闘機のようなシャープなイメージで、生物界でも最高クラスのケレン味を持った生物です。

生態にはまだ謎が多い生物。中生代白亜紀の地層から近い仲間の化石が見つかっているなど、古代鮫の特徴を色濃く残した「生きた化石」でもあります。

このフィギュアシリーズの中では最大級の大きさのため、逆に縮尺率が高くなってしまい細部までは再現し切れていないので、フィギュアの出来としてはちょっぴり残念な感じです。



えのすいでは2010年3月3日に漁獲された個体を譲り受け収容。短時間で死亡してしまったため、その後、2日間にわたって冷蔵標本展示。136cmと小型だったため、幼体だったのではないかと思います。
残念ながら、そのときの写真はありません。

代わりにしながわ水族館ミツクリザメ剥製標本の写真を載せておきます。

しながわ水族館ミツクリザメの剥製標本

しながわ水族館ミツクリザメの剥製標本 しながわ水族館ミツクリザメの剥製標本

特徴的な口を突き出した状態で剥製になっています。



 1971年の映画「ガメラ対深海怪獣ジグラ」でも、
 敵怪獣ジグラのモデルとなるなどキャラが立ってます。

 ジグラは水中形態では胸びれが翼のように大型化していて
 (中の人が手を入れなきゃいけないし)上から見ると
 戦闘機のようなシルエットになるのはカッコいい!(模型)
 だけど、二足歩行形態(着ぐるみ)は超モッサリ・・・。
 ディテールもゴテゴテしていて、素のミツクリザメの方が
 シャープでカッコいいと個人的には思ってしまいます。

 ちなみに映画としての評価は散々なようです・・・。
 昭和に制作されたガメラシリーズの実質的な最終作で、
 制作会社が倒産寸前で低予算だったそうです。
 (その後、平成になりガメラは奇跡の生還)



近年、東京海底谷という三浦半島と千葉県の間の海域で、
今までの採集報告数からは考えられないほどの多くの幼体が発見!
2008年8月には「NHKスペシャル」で取り上げられました。
※音声が出ますのでご注意ください。



番組内で英語名のゴブリンシャークとして扱っていたのが、昔から知っている人間にはちょっとシャクな感じがします。せっかく敬意を表されて日本人の箕作佳吉(みつくり かきち)教授の名前が和名と学名にも付いてるのに。

やっぱり、「ゴブリンシャーク=鬼のような鮫」の方が、あの口のインパクトとあわせて紹介しやすかったんですかねぇ・・・。
ですが、普段かえりみられない深海生物がスポットライトを浴びているのでそれだけでもバンバンザイな気もするよ!

この他にもTVで取り扱われる機会が増えたようで
ある意味、今一番ホットな深海生物かも知れません。

この海域はJAMSTEC=海洋研究開発機構のお膝元だし、
JAMSTECがその気になれば、ひょっとして・・・。

うまくいけばえのすいに収容された個体が剥製標本として展示されるかもしれません。

関連記事:標本10.03/04
     標本(しながわ水族館) 未定


フィギュアTOPAQUATALES 深海のオデッセイTOP

新江ノ島水族館は小田急江ノ島線「片瀬江ノ島」駅から徒歩約3分、
しながわ水族館は京浜急行線「大森海岸」駅から徒歩約8分、JR京浜東北線「大森」駅から徒歩約15分です。
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